NECモバイリング40年史
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21●20072007年 注目の出来事“0円”販売から割賦販売へ 総務省は2007年9月に「モバイルビジネス活性化プラン」を発表し、従来の携帯電話端末価格“0円”販売の背景となっていた販売奨励金の見直しを通信事業者各社に求めた。これにより端末代金と毎月の通信料は明確に分離されることとなり、携帯電話事業各社は携帯電話の新しい購入方法を発表していった。 NTTドコモが開始したバリュープランは12回払いや24回払いが利用できる割賦制度で、これが大好評となり、新発売の905iシリーズにこれが適用されたことも相まって、割賦販売の契約数は受付開始からわずか3週間で100万件を突破するなど、携帯電話の新しい販売方法が市場に受け入れられることとなった。N904iμN905iμN905iN902iL プロジェクトでは風土改革のプロジェクトグループを組織し、ステアリングコミッティー、プロジェクトリーダー、改革チームリーダーを選任して毎月フォローアップミーティングを実施し、4半期ごとにステアリングコミッティーへの報告会を行った。また、期末の3月にはチームごとに活動の発表と表彰を実施した。表彰後の懇親会には社長はじめ役員も参加し、新横浜(当時)に全員が集合することで改革の機運を盛り上げていった。 この改革プロジェクトの実施によって、事業部の業績は向上し、事業部内全体での改革意識にも変化が見られ、環境変化に対応できる風土を構築することができた。その後も2012年には、「カスタマ3.0S改革プロジェクト」として活動を継続しており、カスタマソリューション事業部の改革・改善の基礎としてその活動は根付いている。業種特化型ソリューション「MVPro」販売開始 2007年10月、「MVPro(モバイル・バリュー・プロデューサ)」の販売を開始した。「MVPro」は新事業開発プロジェクトの検討結果である「4つの事業領域への挑戦」のひとつとして取り組んだものだった。 販売にあたり約50におよぶ各業界のトップ3企業を訪問。業界や各社が抱える問題をヒアリングし、解決手段として携帯電話を使ったソリューションの可能性を協議していった。そのうちスポーツジム関連企業やゴルフ場経営企業などの事業分野において突破口を見いだし、これら業界向けソリューションとして「MVPro」を販売することとした。また、それまで動的ホームページ・サービス「ダイナミックウェブ」で囲い込んでいた歯科業界やガソリンスタンド向けのサービスを「MVPro」に吸収し、固定費の削減を図った。 その後もeコマースのプラットフォームやSNS(Social Networking Service)機能を取り込むなど「MVPro」シリーズとしてメニューを強化し、社内から広く販売員のリソースを集めてストック型ビジネスとしてもメリットを追求した。特定派遣業務開始 2007年10月、カスタマソリューション事業部(当時)のノウハウを活かし、通信事業者テクニカルコールセンターへの特定派遣を皮切りに派遣事業・請負(BPO)事業を開始した。 特定派遣に続き、同年11月には携帯電話関連の物流業務における請負(BPO)事業を開始、翌2008年にはシステムソリューション事業部(当時)からの委託により携帯電話関連会社エリアサポートセンター業務を受託した。 2008年3月には厚生労働省より登録型の「一般派遣」許認可を取得。同年4月から一般派遣事業を開始し、2010年12月には稼働する派遣スタッフが100名を超える規模に成長した。こうして実績を積み上げていくことで、派遣先企業より定期採用枠の獲得も可能となっていった。ドコモ中央スタッフ応対コンテストでグランプリ受賞 2007年11月に開かれたドコモ中央スタッフ応対コンテストにおいて、窓口応対部門で秋葉原昭和通り店(当時)の嶋村容子がグランプリを受賞。同コンテストはさらなる“お客さま満足度向上”を目指して“おもてなしの心”を実践し、スタッフの意識向上を目的に支社単位で実施しているもの。当社からは7名ものスタッフが厳しい審査を通過し本戦に出場した。FOMA N905i「MVPro」のカタロググランプリを受賞 嶋村 容子「カストマ2.0」のポスター

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