NECモバイリング40年史
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25●20092009年 注目の出来事Androidケータイが日本初上陸 NTTドコモは、2009年夏モデルとしてHTC製のスマートフォンHT-03Aを7月から発売開始した。HT-03Aは、OSにAndroidを採用したスマートフォンで、Android搭載機種としては日本で初めての登場となった。 すでにiモードでもGmailやGoogleマップ、YouTubeなどのGoogleサービスを利用できていたが、Androidを採用したことでより直感的に、より快適に利用することができるようになった。さらにGPSや地磁気センサー、加速度センサーなども搭載されており、アプリとの連携でさまざまな使い方が可能となった。N-08AN-09AN-01BN-02B 当社では、それまで大手通信事業者のうち2社から業務を受注していたが、さらなる顧客層の拡大が期待されていた。そこで営業活動の強化を図るため、2009年4月にシステムソリューション事業部内に営業に特化したシステム営業部を新設し、通信事業者関連事業経験者ならではの提案力によって他社との差異化を図ることができた。6月から1カ月間の首都圏限定トライアウトを契機に、当社の高い顧客対応力と技術力・業務管理力を存分にアピールしたことで、全国展開において正式な委託業者に選定された。「創意工夫賞」の創設 2008年に導入した「プロジェクトリーダー制」は当社に大きな成果をもたらした。一方で、自ら考えた工夫を業務で活かし業績改善に結びつけることを実践している社員も少なくなかった。そこでプロジェクトリーダー以外の、日々努力している社員を表彰し、モチベーション向上を促すことを目的に「創意工夫賞」を創設し、2009年10月より開始した。 「創意工夫賞」は各部門での活動を半期に一度の選考会で審査して表彰するもので、1級受賞者と2級受賞者には金一封の副賞を設けた。経営者からのメッセージ性を高めるために選考基準を明確に示し、ほかの社員が参考にできるように創意工夫の内容を全員通知で紹介した。 選考会には全社から毎回20件を超える申請があるなど幅広い浸透がうかがわれる。表彰された実例として、モバイルセールスにおいてはフォトパネルの店頭展示による販売強化や、「スマートフォン・コンシェルジュ・サービス」導入による稼働効率化などが、またモバイルサービス(旧組織)においては新たな故障解析方法の考案や実際の修理業務への導入など、全社横断的に展開されるような優れた創意工夫もなされている。水大作戦」の趣旨に賛同して行ったもので、6支店77店舗が開店時に、可能な店舗は夕方も店頭の路上において実施し、来店されるお客さまや通行される方々に清涼感を提供した。 打ち水を通じてショップ周辺の方々とのコミュニケーションにも繋がることから継続して行っており、現在では毎年恒例の夏の風物詩となっている。クラウド型業務管理システムの受注 2009年9月、通信事業者よりクラウド型業務管理システムを受注した。エリアサポート業務(個宅訪問調査)のトライアルを契機として、同業務の効率化と個宅センターとのリアルタイム性を訴求した提案が実を結ぶこととなった。 当時、業務支援システムを提案したのは業務を受託している7社のうち当社のみであり、またクラウド自体も黎明期にあり、対応可能なシステムインテグレータもごくわずかだった。しかし、トライアル時にプロトタイプモデルを構築できたことが功を奏し、顧客の発注業務から、協力会社への架電、訪問結果などの報告書作成、さらには顧客の検証業務までを一貫した商用レベルのシステムとして評価され受注を獲得した。 その後2012年4月には、旧システム技術部が新しい分野としてクラウド関連の業務を取り込むために、SI部が新設された。新たな通信事業者からの個宅訪問調査業務の受注 2009年10月、当社システムソリューション事業部は、新たな通信事業者から個宅訪問調査業務を受注した。個宅訪問調査業務は、お客さまのお宅へ訪問し、室内のエリア調査と状況説明、対策として屋内用レピーター・外付けアンテナの設置を行う業務であり、訪問調査によって顧客満足度を向上させることが加入者維持に大きく関わってくるため各通信事業者とも非常に重要視していた。HT-03Aお客さまのお宅を訪問して調査を行う「創意工夫賞」の表彰式

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