社員の健康・安全に関する取り組み

MXモバイリンググループ健康宣言

MXモバイリンググループでは、以下の通り「MXモバイリンググループ健康宣言」を策定しています。

「MXモバイリンググループ健康宣言」MXモバイリンググループにとって、「社員」はかけがえのない財産であり、『社員とその家族の健康維持・増進』を重要な経営課題と位置付けます。社員一人ひとりが自律的・積極的に健康維持・増進に取り組むことができる環境づくりを推進することで、MXモバイリンググループの成長につなげるとともに、「お客さま」へのよりよいサービスを提供いたします。

MXモバイリング健康経営推進体制

当社では、健康経営を経営課題と位置づけ、社長を健康経営責任者、コーポレート本部担当役員を副責任者とした「MXモバイリング健康経営推進体制」を構築し、産業医、健康保険組合、コーポレート本部人事・教育グループ、健康経営推進室に加え従業員から選出した安全衛生委員の5者が一体となって、健康経営に取り組んでいます。
健康管理事業推進委員会は年1回、健康保険組合の保健事業や健康経営諸施策全般に関する対応の検討を行っています。
安全衛生委員会は、月1回実施する法定の衛生委員会に加え安全衛生委員と産業医、コーポレート本部人事・教育グループ、健康経営推進室が健康経営施策について検討を行っています。

MXモバイリング健康経営推進体制

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健康経営全体・従業員の課題に対する具体的な目標・取り組み

生産性向上に向けた目標

アブセンティーズム・プレゼンティーズムの改善には、休職者の減少や早期の回復・再発防止策を講じることが重要であり、疾病の早期発見・早期治療が最も有効な対策です。そのため当社が最も重視しているのが定期健康診断とストレスチェックであり、いずれも実施率100%、ハイリスク者のフォロー100%実施を具体的な目標として設定し、重要課題として取り組んでいます。

自社従業員の健康課題(時間外労働削減への取り組み)

従業員の健康管理施策として適正な労働時間管理に取り組み、全拠点に在社管理の仕組みを導入しました。あわせて、独自の「勤務ガイドライン」を策定し全管理職への教育実施等により適正な労働時間管理を徹底しています。
また独自の「勤怠カルテ」により長時間勤務者へのアラート、管理職に対し有給休暇取得状況を定期配信することで業務改善・効率化を推進した結果、平均時間外労働時間目標25時間/月に対し、14.7時間/月となり、時間外労働時間の抑制を実現しています。
2019年の有給休暇5日取得の義務化を受け、全従業員の取得を目標に、2019年以降100%取得しています。

自社従業員の健康課題(メンタルヘルス対策)

当社ではメンタルヘルス対策の一環としてストレスチェックの実施とフォローを強化してきました。ストレスチェックの重要性を全従業員に周知することで、受検率100%を実現しています。高ストレス者に対しては、全員に産業医面談の希望を確認して個別フォローをしています。それによって早期の改善に取り組むことができ、高ストレス者率の低減を実現しています。

健康課題に対する改善について

健康診断は、従業員の疾病を早期発見・早期治療するための重要な手段です。年齢とともに健康リスクは高まることから、当社では35歳と40歳以上の従業員には、人間ドックを実施し法定を上回る検査を行うことで重大疾病の早期発見に努めています。
受診については健康経営推進室にて一人ずつフォローを行うなどし、100%の実施に向けて取り組んでいます。
健康診断実施後、産業医が全員の健康診断結果を確認します。有所見者の中で特にリスクの高い方につきましては、再検査率を上げるよう産業医や保健師が個別にフォローをします。また治療の状況や経過を確認したうえで就業に関し配慮すべき事項を本人及び職場長に対し指示をすることで、健康状態の維持・向上を図ります。

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MXモバイリングの健康に関する施策

当社では、「MXモバイリング健康力向上施策」として、以下4つのテーマを柱とした各種施策を継続的に実施しています。

  1. 健康リテラシーの向上
  2. がん・生活習慣病対策の強化
  3. メンタルヘルス対応の強化
  4. 女性の健康維持・増進に向けた取り組みの強化

1.健康リテラシーの向上

健康保険組合および産業医と連携し、従業員の健康リテラシーを高める取り組みを実施しています。

  施策(開始年度) 概要
1 定期健康診断受診率100%徹底のための取組み(2018~) 定期健康診断受診率の100%実現に向けた支援を実施。
2 健保だよりの発行(2015~) 健康保険組合より健康保険制度や医療費その他健康に関する諸問題等を掲載する機関誌を発行。
3 ワークライフバランス休暇の導入(2015~) 疾病予防・治療などに利用できるワークライフバランス休暇(有給)を導入。
4 インフルエンザ予防ワクチン実施推進(2015~) インフルエンザ予防ワクチン接種費用の補助。
また、事業所内で予防接種を実施。(本社・鴨居)
居住地近隣の医療機関で接種した場合の補助、または利用券の発行。
5 スポーツクラブ補助(2015~) 大手8ヶ所のスポーツクラブ、ヨガ、テニス、ゴルフスクールなどを会員特典で利用可能。
6 常備薬の斡旋(2015~) 常備薬を割引価格で購入可。
7 非常用備蓄品の配布(2015~) 非常時に備えた備蓄品を全従業員に配布。
8 健康経営ホームページ開設(2019~) イントラネット内に健康経営ホームページを開設。健康に関する情報を集約し、定期的な情報発信を実施
9 健康だよりの発行(2021~) 健康経営推進室より、従業員向けに健康情報を定期的に発信

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2.がん・生活習慣病対策の強化

健康維持・増進施策の中でも、がん対策と生活習慣病対策には重点的に取り組んでおり、以下の取り組みを行っています。

  施策(開始年度) 概要
1 人間ドックの実施(2015~) 定期健康診断にて人間ドックを実施(35歳、40歳以上)。
2 がん検診(2018~) 肺がん検診(全員)、前立線がん検診(男性)、胃がん・大腸がん検診(35歳、40歳以上)。
3 定期健康診断項目の強化(2018~) 「心疾患」・「脳疾患」早期発見に繋がる検査項目を定期健診にて実施。
4 再検査 受診勧奨(2018~) 総合判定結果がC~Hの対象者へ再検査の受診勧奨および、産業医・保健師が結果フォローを実施。
5 特定保健指導実施強化(2018~) 生活習慣病予防を目的に、特定保健指導を強化。
対象者に対し保健師・管理栄養士等による保健指導や栄養指導等を実施。
6 保健師による健康相談の強化(2018~) 常勤保健師による個別の健康相談窓口を設置。
7 長時間労働者の全員面談実施(2018~) 長時間労働者全員を対象に産業医面談を実施。
体調の確認および、産業医意見書を基にした職場改善指導の実施。

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3.メンタルヘルス対応の強化

メンタル疾患が重症化する前に早期発見、早期対処に努め、仕事との両立支援策として、以下の取り組みを行っています。

  施策(開始年度) 概要
1 メンタル専門医との産業医契約(2018~) 産業医を増員し、メンタル疾患の専門医と契約。
2 心の健康支援プログラムの導入(2015~) メンタル休職者の復職支援、再発防止プログラムの導入。
3 ストレスチェックの実施(2016~) グループ会社を含めた全事業所の従業員を対象として実施。
高ストレス者に対し産業医面談および、職場への改善指導等を実施。
集団分析結果を役員と共有し、職場改善を促進。
4 24時間心と体の相談デスク設置 社外に相談窓口を設置。
従業員とその家族が利用できる社外カウンセラーへの相談窓口(24時間365日)を設置。
5 健康管理(メンタルヘルス)に関する研修の実施(2019~) 新任管理職、新任主任、新任店長、副店長候補者、新入社員に対し、メンタルヘルス研修を実施。

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4.女性の健康維持・増進に向けた取り組みの強化

女性の健康維持・増進を新たな課題と認識し、以下の取り組みを行っています。

  施策(開始年度) 概要
1 乳がん・子宮がん検査の費用補助(2019~) 40歳未満の女性被保険者および被扶養者に対し、乳がん・子宮がん検査の費用補助を実施。
2 被扶養者に対する婦人生活習慣病予防健診を実施(2015~) 被扶養者である40歳以上の女性に対し、年1回婦人生活習慣病予防健診の費用を補助。
3 女性保健師による相談窓口設置(2017~) 女性の健康に関する相談がしやすいよう、常勤の女性保健師による相談窓口を設置。
4 妊娠者の母体保護(2015~) 産前休暇につき法定の6週を上回る8週前から取得可能。
5 育児休職者「復帰フォロー研修」の実施(2018~) スムーズな職場復帰の支援、仕事や育児に関する悩み・メンタルフォロー等実施。(男性も対象)
6 女性産業医との契約(2019~) 女性の健康に関する相談がしやすいよう、女性の産業医と契約。

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5.その他の取り組み

その他従業員の健康管理に関し、以下の取り組みを行っています。

  施策(開始年度) 概要
1 カウンセリングルームを設置(2015~) 本社にカウンセリングルームを設置。
全国の拠点等は、テレビ会議システムにより対面での面談。
2 適正な労働時間管理(2018~) 勤務ガイドラインを策定し、適正な労働時間管理を実施。
客観的な在社時間管理を行い正確な労働時間を把握。
管理監督者に関しても健康管理の観点から労働時間を把握。
3 労働時間の削減(2019~) 時間外労働の状況、有給休暇の取得状況などを集計した通称「勤怠カルテ」を部門長あてに月2回発行し長時間労働を抑制。
4 年次有給休暇の取得促進(2019~) 年5日の取得を義務化。
申請状況、取得状況などを一元管理するシステム環境を整備。
連続5日間の夏季休暇の取得を推奨。
5 労働災害再発防止(2015~) 事故・災害発生時のエスカレーションルールを定め、速やかな状況把握と対応・再発防止策を講ずる体制を整備。
6 健康経営推進室を設置(2019~) 健康経営推進強化のため独立組織を設置。
7 新型コロナウイルス感染症対策(2019~) 時差出勤、在宅勤務の導入、サーマルカメラ、パルスオキシメーター、アルコール消毒の配備。
8 AED設置(2020~) 本社にAEDを3台設置。

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MXモバイリングの健康増進寄与

当社の運営する携帯電話ショップでは、心拍数・血中酸素濃度が測定できるウエアラブル端末の販売や、安全基準を満たした食材の宅配サービスの提供、オンライン診療アプリの販売等を通じお客様の健康をサポートしています。

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健康経営に関する投資と効果

2019年度の健康宣言以降健康経営に取り組み、従業員の健康維持・増進のために、「予防的観点」、「治療的観点」、「再発防止的観点」より様々な施策を実施してきました。
「予防的観点」では、労働時間管理や採用強化による長時間労働の削減や、感染症対策、健康診断強化、健康リテラシー向上施策などを実施し、アブセンティーズムの改善を図っています。
「治療的観点」では、健康診断フォロー、特定保健指導の強化、産業医面談強化などを実施し、プレゼンティーズムの改善を図っています。
「再発防止的観点」では、休職からの復職支援、復帰後の定期フォローなどを実施してきました。
これらの結果、ワークエンゲージメントの向上を図り、生産性向上の原動力となっています。

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